■午前中は人間ドック.嫁さんと一緒に,今年で3度目の人間ドックに行ってきた.胃の検査だが,人間ドック初年度はX線.しかし万全を期すために2年目からは胃カメラに変更した.苦しいのを覚悟していてもやはり辛いものは辛い.世の中には経鼻胃カメラという,鼻からカメラを挿入する便利な機器もあるらしいが,昔ながらのオェオェとくる黒くて太い胃カメラ.「一定のリズムで呼吸をして下さい」,これは大丈夫.「唾液などは飲み込まずにトレイに垂れ流して下さい」,これも大丈夫.ただし調子に乗ってゲップまでしたら,それは胃袋を膨張させるために意図的に送り込んだ空気だったらしく,改めてプクプクと膨らまされてしまった.さらに「目を開けて遠くを見て下さい」,だめ,この指示だけは守れない.なぜならば視界の隅で”ヤーレンソーランソーラン”と踊る(カメラの向きを回転させる彼特有のテクニック?)センセイの姿が見えて,笑いの発作に襲われる...
■午後は有休でバイク屋へ.先週車検に出したBROS(ホンダ, V-twin, 400cc)を回収.こちらも私同様,大きな問題は無かったようで一安心.代車のスクーターでバイク屋へ行って,学校までBROSで戻って車検時に取り外したサイドバックを取り付け,さぁ自宅に戻ろうかと思った矢先に雨が降り始める.結局,雨はそのまま21時の帰宅時間になっても降り止まなかったので,諦めてレインウェアを着て夜間雨中走行で帰宅.若い頃と違って,夜間,目が見えなくなっているなぁ.
■先日,実験室の冷蔵庫が壊れた.学生に修理を依頼したが原因不明,諦めざるを得ない.自宅で使用しているワイヤレス液晶TVも調子が悪く,電波を受信できなくなった(電子レンジおよび無線LANと周波数帯域が競合するのでそのせいかも知れない).先ほど一時外出した際に車の電動ウィンドウが下がらなくなっていた(上がらなくなるよりはマシだが).車のキーのツマミも折れた(これは暑さとは無関係?).その前にはうちの実験室のゲートウェイサーバのPCも熱でアップアップしていてS.M.A.R.T.の温度警告を連発(ファンを増設),別のPCのHDD(ハードディスクドライブ)も挙動が怪しい.
■うちの実験室には1TB(テラバイト)と1.6TBのNAS(ネットワーク接続のHDD)がある.RAID5構成なのでそれぞれ容量は750GBと1TB.前述のように夏は猛暑,冬はツンドラの実験室の環境下,毎年確実に1台以上のPCのHDDが壊れるのに業を煮やしてエアコンのある私の部屋にNASを設置し,学生のデータはこのNASに保存するように指示している.

そのうちの左側,新しく購入した1.6TBのNASが研究室内LANから見えなくなった.PINGにも反応しない.一旦,電源を切って再起動したところ,いつまで待っても,

と,ROMのOS(Linux)をロードし続けている.その挙句に,ピーピー鳴きながら赤ランプを点灯させる.

ああ,初期不良(5月頃に購入)か.マニュアルを見ると「ファームウェアが破損しています.弊社修理センターへ修理を依頼して下さい」としか書かれていない.修理センター行きと言われても,このデータを逃がす場所が無いぞ!?
一応,確認のためにLANケーブルを抜き差しし,スイッチングHUBのポートを変えたり,ケーブルを交換したり,色々と行なっているうちにおかしなことに気付いた.正常に動作しているNASのケーブルを挿すと赤ランプでピーピー鳴いていた黒いNASが正常に動作する.おお,ケーブルが悪いのか.ところが調べていくとどうもケーブルの問題ではないようで,結論,スイッチングHUB(Gigabit,8ポート)の左側4ポートは正常で,右側4ポートが全く動作していないことが判明した.
判明して良かったと言いたいところだが,本件には致命的な問題がある.新製品であるB社の黒いNASは高信頼性を謳い文句にしているはずなのだが,”LANケーブルを接続しないで起動するとSYSTEM ERROR E04が発生し,修理センターに送れ”と言うのである.LANlケーブルを外した状態で電源ONして起動させるとE04が発生すること,正常に動作するHUBのポートに接続して起動させると正常に起動することを確認した.きっと私以外にも「壊れた壊れた」とサポートセンターに連絡を取ろうとした者が日本中にいる事だろう.ちなみに壊れたHUBもNASと同じメーカの製品である.