2002年7月27日(土) 「遊んでいるように見えるけれども仕事です」 産業技術総合研究所一般公開,国立科学博物館,上野動物園
研究打合せのついでに,産総研の一般公開を見学.
受付の前で狂ったように踊る巨大な風船人間.
さて,今回の目玉は,知能システム研究部門の花形ロボット,
・「もっとも癒し効果があるとギネスブックに載ったアザラシ型ロボットのパロ」
・「はたらく人間型ロボット HRP−2プロトタイプ」
との記念撮影である.当然,整理券を獲得して最先端の科学技術に触れる!
(一緒に見学したN君は,恥ずかしいのか,後ろで見ている)
「パロ」うーん,癒される.
癒しの鍵は,この顔か? ちょっとイヤそう.
残念ながら電源は切れていたため,グッタリ(というよりも硬直)しており,ギネスに認定された癒し効果は発揮されなかった.悔しいので,精一杯,癒しを引き出そうとして頭を撫でまくっているところ.
次はHRP−2.これはOpenSpaceLabで記念撮影.
本来の出張の目的はこちらの建物で働いているH氏との研究打合せです.
実は前日のうちに下のロボットとはご対面しているのですが,その時は頭が分解された状態でした.ということは,翌日(つまり一般公開日)は動くデモンストレーションが見られるのか?!と期待していたのですが....
残念ながらこちらも電源OFFのため,なんとなく寂しい.
そこで,精一杯,盛り上がるべく努力する.
私はオチャらけていますが,本当は凄いロボットなんですよ.こちらのプレス・リリースをご覧下さい.
(追加情報: ひとりで起き上がれるようになりました:
2002/9/19)
まったくの余談ですが,最終成果モデルのデザインはパトレイバーのメカニカルデザインを担当した
出渕 裕氏が担当する予定.AIBO(ERS-220)のデザインを河森正治氏が担当したりと,現役のロボット工学者のモチベーションの根っこにジャパニメーション文化の残滓(現役?)が伺える.
常磐線で東京に向かうと終着駅はJR上野.以下はJR上野駅周辺図.
上野に行くならヨドバシカメラかバイク街,いえいえ,それも良いけれど,上野周辺にはたくさんの美術館や博物館,公園があります.今回は新規開拓中の研究テーマの調査を行うために国立科学博物館と上野動物園に行きました.
夏休み中の小中高校生に混じり,420円の入館料を払って入り口を入って直ぐ,早速お目当てのものがありました.
他にも,まだまだ発見.
そして本命.(カンガルー)
(こちらはワラビー)
なにが言いたいか.それは「尻尾」.今回はシッポ・フェチの視点で写真を撮影してきました.インターネットは便利ですね.色々な写真が部屋に居ながらにして手に入ります.でも大抵,シッポはフレームから切れていて写っていません.
ヒトの尻尾は退化してしまいました.不要なのでしょう.脚式移動ロボットのトレンドも多足歩行ロボットから,(かつては実現困難と言われていた)2足歩行ロボットへと移っています.
「うーん,でも待てよ」.ちょっと考えてみよう.
(向かいの西洋美術館の庭で考えるヒト)
(尻尾はない. 当然,後ろのカレーの市民達にも尻尾はない)
シッポが退化していない動物も居るのだから,有っても良いのじゃないだろうか?
という訳で,歩いて3分の上野動物園で生きている動物を観察しましょう.
まずはサル.
速過ぎて意味のある写真が撮れない.
↓こちらのサルは協力的.
これら木の上で活動するサルは尻尾が長い.それに対して,地上で活動するサルは尻尾が短い.
<ちょっと休憩>あつぅぅ.
上野動物園に1頭しか居ないオオカンガルーを発見.でも寝ていて動かない.
立ち上がった!と思うと,また寝てしまう.鉄網が邪魔で良い写真が撮れない.もっとアクティブに動いてくれるなら別だが,寝てばかりいるガルーならば,剥製の方が私にとっては好ましい.
ちなみにいま居るパンダ(↓),名前なんて言うんだっけ? などという日が来るなんて,子供の頃には想像できなかった.
猛烈に暑い上野での1日がやっと終って帰宅.もうクラクラ.
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